写真集(その40) ー名古屋・静岡・山梨地区の気になる車両と行き先表示ー
ここでは、JR東海(在来線)の名古屋・静岡地区の車両を中心に車両及び行き先表示をまとめた。 なお、名古屋鉄道・名古屋市営地下鉄・富山ライトレールなど中部・北陸地方の民鉄・社局についてはこちらに移した。また、小田急線に乗り入れる371系電車はロマンスカーとともにこちらで取り上げた。
313系電車
担当エリア内の地域や区間によって313系電車もバージョンが多い。殊に名鉄との競合となる豊橋ー大垣間では内装の座席を転換クロスシートにするなど、対策を講じている。一方、静岡地区ではロングシートが大半となっている。



(上左)新快速・豊橋行き、(上右)新快速・米原行き、(中左)特別快速・豊橋行き、(中右)快速・大垣行き。 フルカラーLEDでも下記の方向幕式表記を踏襲し、「快速」は赤、「新快速」は青、「特別快速」は黄色で表記する。普通列車は白のみで表記する。


(上左)特別快速・豊橋行き、(上右)特別快速・大垣行き、(下左)新快速・豊橋行き、(下右)普通・大府行き。



313系3000番台・3100番台。中央本線、関西本線、御殿場線、身延線などで利用される。LED・幕ともにワンマン表示にも対応している。

313系2000番台。主に東海道本線の静岡地区を担当する。行き先は種別も含めて白一色で表示。

セントラルライナー・名古屋行き。乗車整理券を要する列車ということで8000番台が使われるが、「セントラルライナー」以外の電車にも使われる。
383系・373系・285系電車

383系電車。特急「しなの」に使用。1990年代末期には、夜行急行「ちくま」に使われたこともあった。

373系電車「ホームライナー浜松」。


373系電車。通常は特急「ふじかわ」「伊那路」などに使われる車両だが、2012年3月までは東京ー静岡間の東海道線に1往復だけ「普通列車」として普通乗車券のみで利用できる列車があった。該当する列車は時刻表でもほとんどの「湘南電車」に必ずある「グリーン車」のマークがないことから容易に判別できた。

285系電車(サンライズエクスプレス)。7両編成5本のうち3本はJR西日本(左、「米イモ」後藤総合車両所)、2本はJR東海(右、「海カキ」大垣車両区)に所属し両社で相互に車両を持ち合っているが、運用上の都合から車両の所属にかかわらず実際の車両管理はJR西日本が行っている(JR東海の持ち分についてもJR西日本に委託されている)。
キハ85系・キハ75系気動車


キハ85系気動車。特急「ひだ」「南紀」に使用。


キハ75系気動車による快速「みえ」。2011年は参宮線全通100周年にあたることから記念のステッカーが貼られた(上右)。


キハ75系気動車による武豊線直通・区間快速。武豊線から名古屋に直通する列車は一部を除き東海道線内で快速運転を行う。
富士急行線



フジサン特急(富士急行2000形電車)。2001年にJR東日本から購入した「パノラマエクスプレスアルプス」に整備。改造を施し、翌2002年から運行を開始した。3両編成が2本ある。展望型となっている(上左・上右)は定員制で、特急料金に加えて着席整理料金が必要。 車体符号は購入当時の名残で、グリーン車を示す「ロ」が残る(下左)。また、「JR東日本」の銘板も残っている(下右)。

「マッターホルン号」(富士急行1200形電車)。1200形電車自体はもと京王帝都電鉄5000系であり、譲受の上で1993年から運行開始した。もともとは富士山のシルエットをデザインした外観だが、一部車両が2006年にスイスのマッターホルン・ゴッタルド鉄道との姉妹鉄道提携15周年を迎えたことを記念し、同鉄道と富士急のロゴが描かれた外観に変更された(右)。


富士急行6000系電車。もと国鉄205系電車で、京葉線で利用されていた車両を富士急行が譲り受け、改造を加えた後、「富士急」に因んで2012年2月29日から運用を開始した。 デザインは水戸岡鋭治氏。「CT」のロゴは、同じく水戸岡鋭治氏が多くの車両のデザインに携わるJR九州の近郊型電車にも見られる。なお、本形式は富士急の既存車両にある「形」ではなく「系」を名乗る。
内装はフローリング、車両間には暖簾が掛かる。また、座席の生地も華やかなものに張り替えられた。富士急では「日本一ゆたかな通勤電車」を謳う。
|