写真集(その16)ー小田急ロマンスカー(その2)ー
ここでは、前項(その1)に引き続き、過去に乗ったり駅構内で見かけることができた「小田急ロマンスカー」について、30000形「EXE」以降を中心に集めてみました。なお、20000形「RSE」以前はこちら。
30000形「EXE」

EXE (Excellent Express) 。途中駅での分割・併合による柔軟性や「ホームライナー」のような「着席サービス」を重視した型式。小田急ロマンスカーの中でこれまで唯一、鉄道友の会「ブルーリボン賞」の受賞を逸している。

先頭車の愛称表示だが、箱根湯本方面と片瀬江ノ島方面の併結の場合は両方の愛称名を出せるようになっている(右)。


10両編成だが、途中駅で6両と4両に分割することもできるなど、車両切り離しや分割にも柔軟に対応できるようになっている。(上左)箱根湯本行き6両+(上右)小田原行き4両、また別の列車では(下左)小田原行き6両+(下右)片瀬江ノ島行き4両で運転されている。
50000形「VSE」

VSE (Vault Super Express) 。前代の30000形「EXE」では途中駅での分割・併合や「着席サービス」に重きを置いたところがあったが、この代になって、展望席の復活など、再び「箱根への観光」をイメージした特急への回帰を果たすことになった。

(左)(右)列車名と行き先表示が珍しく縦長になっている。


(下左)日本車両製。(下右)車内出入部の液晶表示。次駅案内の他にも、沿線の河川や山の案内も出せる。
60000形「MSE」

MSE (Multi Super Express)。地下鉄に乗り入れる初のロマンスカー。箱根湯本を6両で出発し、途中の小田原で4両増結する。

「メトロはこね」号の行き先表示。「北千住」が新鮮。

側面エンブレム。2009年度ブルーリボン賞受賞を記念した独自のイメージマークを付けている(写真右)。

(左)日本車両製。


代々木上原で乗務員交代が行われた後は地下鉄千代田線を進み、表参道・霞ヶ関・大手町・北千住の順に停車し、終着・北千住到着。ここで乗客を降ろして回送電車として綾瀬方面へ引き上げる。 北千住ー綾瀬間は東京メトロの財産だが、運賃計算ルートによってはJR常磐線と見なせる場合もあるため、利益配分などが複雑にならないよう、あえて北千住始終着にしているのかもしれない。


「メトロ○○」号の他にも、これまで通りの新宿始終着ロマンスカーにも使われている。写真は「はこね」号・新宿行き。



新宿駅構内で撮影。写真は「はこね」号・箱根湯本行き。この場合は新宿駅から箱根湯本駅まで基本編成6両で運転するため、ホーム突端側が貫通型車両となっている(下右)。

2012年3月からは御殿場線直通「あさぎり」号にも、20000型RSE・JR371系の後を継いで使用されるようになった。
ホームの案内表示



新宿駅にて。外国人観光客のために四カ国語に対応している。


箱根湯本駅にて。こちらも外国人観光客のために四カ国語に対応している。
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