写真集(その9)ー「北近畿ビッグXネットワーク」ー
2010年11月、気晴らしを兼ねて京都・大阪方面を旅行してきた。アニメ「けいおん!」の一部背景のモチーフとされる叡山電鉄・修学院駅を駆け足で訪ね、そして「こうのとり」へ愛称が変わる見通しとなった特急「北近畿」号をはじめとした「北近畿ビッグXネットワーク」の一部列車について写真をまとめてみた。まずは「北近畿ビッグXネットワーク」の一部列車について。
特急「はしだて」
京都から山陰線・福知山、北近畿タンゴ鉄道宮福線・宮津線経由で天橋立まで運転。2010年11月15日に京都駅にて撮影。

(左)「嵯峨野山陰線ホーム」と呼ばれる31番・32番線(写真のさらに左に「はるか」号用30番線、同じく右に33番線まである)。左が「はしだて」号用183系電車、右は嵯峨野線ローカルで使われる221系電車。223系電車の大量増で嵯峨野線や奈良線でも221系電車が見られるようになった。

(左)はしだて号のヘッドマーク(京都側)。赤をベースに運行ルートの大略が示されている。赤ラインが上に向かう先が天橋立駅となる。(右)「ビッグXネットワーク」内を走る183系電車の先頭車には、このような共通のシンボルマークが付いていることが多い。

はしだて号の行き先表示。(左)天橋立行き。(右)福知山行き。どちらも「北近畿タンゴ鉄道経由」の但し書きがある。
(左)この連結部より向かって左側が基本編成・天橋立行き、右側が付属編成の福知山止まり。右側の先頭車改造車を見ると113系3800番台を思い出してしまう。(右)所属区所表示。「福フチ」(福知山)の「福」の字の「へん」の部分が「示」になっている。

園部側から見たはしだて号のヘッドマークと編成。(左)前掲のヘッドマークよりやや横長だが、意匠は同じ。
奈良線から京阪電車へ乗り継ぎ
叡山電鉄へは、京都ー東福寺ー出町柳ー修学院のルートをとることにした。そこで奈良線のホームへ向かう。

JR西日本と京阪電鉄は大阪環状線京橋駅・奈良線東福寺駅などで接続している。最近は渋滞回避の観点などから、京都駅から観光地へのアクセスに東福寺・山科で京阪への乗り継ぎを勧めている。

(左)奈良線のりば。下の次駅表示の部分が路線によって色分けられている。(右)京都ー奈良間の「みやこ路快速」。221系電車が投入されている。

(左)(右)奈良線のローカルには103系電車が健在。奈良駅まで運転するものと、(右)のように途中の城陽駅で引き返すものがある。東福寺駅には快速・各駅停車ともに停車する。
京阪電鉄・叡山電鉄・修学院駅
別記。こちらの写真集(その10)参照。
特急「タンゴディスカバリー」
京都から山陰線・福知山、北近畿タンゴ鉄道宮福線・宮津線経由で豊岡・久美浜・宮津、舞鶴線経由東舞鶴まで運転。2010年11月15日に京都駅にて撮影。

北近畿タンゴ鉄道のKTR8000形気動車で運転。車両番号は前のスカートに書かれている。

(左)(右)行き先表示。途中の綾部駅で久美浜行きと東舞鶴行きに分かれる。久美浜行きは到着後、快速列車となり豊岡駅まで直通する。

(左)「天橋立を世界遺産に!!」ラッピング。(右)写真ラッピングを拡大。百人一首の小式部内侍の歌「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天橋立」のかるた。

(左)車両側面、「タンゴディスカバリー」のロゴ。(右)富士重工製。

(右)編成を園部側から見る。
特急「北近畿」
国鉄末期、福知山線が城崎(現在の城崎温泉駅)まで電化されたことで、大阪から福知山線方面に向かうほとんどの特急・急行列車がこの電車に置き換えられた。新大阪ー福知山・豊岡・城崎温泉まで運転。運行ルートの但馬地方からの請願もあって新型車両の導入と共に愛称も「こうのとり」に変わることになった。2010年11月15日に新大阪駅及び大阪駅にて撮影。

(右)「北近畿」号に使用される183系電車。

(左)北近畿号のヘッドマーク。黄色をベースに運行ルートの大略が示されている。黄色のラインが左上に向かう先が城崎温泉駅となる。

(右)所属区所表示。「福フチ」(福知山)の「福」の字の「へん」の部分が「示」になっているのは前述の「はしだて」号と同じ。

(左)新大阪駅発車前。(右)大阪駅停車中。
(補記)特急「こうのとり」
当初の予定通り、大阪から福知山線方面に向かう特急「北近畿」は愛称名が「こうのとり」に変わった。2011年8月23日に新大阪駅にて撮影。

「こうのとり」号に使用される183系電車。287系電車とともに使用されている。

こうのとり号のヘッドマーク(左)と行き先表示(右)。黄色をベースに運行ルートの大略が示され、黄色のラインが左上に向かう先が城崎温泉駅となるヘッドマークのデザインは前代の「北近畿」号とほとんど変わらない。
|