ー列車の行き先表示(東海道・山陽・九州新幹線)ー

写真集(その7)ー列車の行き先表示(東海道・山陽・九州新幹線)ー

    前項ではブルートレインや夜行列車の行き先表示について触れてきたが、ここでは東海道・山陽・九州新幹線の行き先表示について触れることにする。なお、東北・山形・秋田・上越・長野新幹線の行き先表示は別項で触れる。

0系

    0系こだま号 0系こだま号
    0系で運転された「こだま」号の行き先表示部。東海道新幹線の開業を飾った0系は、もういない。
    博多南線 博多南行き 博多南線 博多行き
    同じく0系で運転された博多南線の行き先表示部。博多駅から那賀川町の車両基地までの回送線を走る新幹線の回送列車を、通常の旅客列車とするものである。博多南線を走る列車はすべて「特急列車」扱いで、運賃の他に特急料金100円が別途必要。

500系

    500系こだま号 500系こだま号
    500系こだま号 500系こだま号
    弾丸のような鋭い先頭部分が特徴だった500系新幹線。時速300キロ運転で主に「のぞみ」号として利用されたが、後継の700系・N700系の増備で「のぞみ」号から離れた上、16両編成も8両編成に短縮化。現在は山陽新幹線で「こだま」号として使用されている。

700系

    700系のぞみ号 700系ひかり号
    700系ひかり号 700系こだま号
    700系「のぞみ」「ひかり」「こだま」号の行き先表示部。こちらはJR東海の持ち分で、行き先表示器が幕式になっている。N700系の大量増備によって、700系がひかり号やこだま号にも使われるようになった。その陰で300系が徐々に前線から離れてきている。
    700系のぞみ号 700系ひかり号
    700系こだま号 700系 回送列車
    (上左)700系「のぞみ」号。(上右)700系「ひかり」号。(下左)700系「こだま」号。(下右)左記「こだま」号、東京駅到着後の「回送」表示。
    いずれもJR西日本の保有。JR西日本の持ち分の700系電車は行き先表示器が3色LEDとなっている。JR東海の持ち分の700系電車(前述)は行き先表示器が幕式になっており、どちらの所属かをこれで判断できる。
    700系ひかり号 700系ひかり号
    700系こだま号 700系こだま号
    (上左・上右)700系「ひかりレールスター」。(下左・下右)700系「ひかりレールスター」の車両を使用した「こだま」号。「さくら」「みずほ」の新設に伴う8両編成のN700系導入で「ひかりレールスター」は最盛期より大きく本数を減らし、「こだま」号の一部にも利用されるようになった。

N700系(16両編成)

    N700系のぞみ号 N700系のぞみ号
    N700系のぞみ号 N700系のぞみ号
    N700系「のぞみ」号の行き先表示部。こちらはJR東海・JR西日本の持ち分による行き先表示の方式に差異はなく、フルカラーLED式が採用されている。始発駅では(1)列車名・行き先表示(日本語)ー(2)列車名・行き先表示(英語)ー(3)「のぞみ」「ひかり」「こだま」種別・行き先・停車駅(スクロール)が繰り返される。途中停車駅では(3)で「次の停車駅」を表示する。
    N700系ひかり号 N700系ひかり号
    N700系ひかり号 N700系ひかり号
    N700系ひかり号 N700系ひかり号
    着々と進む「のぞみ」号のN700系への置き換えだが、早朝や深夜の「ひかり」「こだま」にもごくわずかだが使われている。N700系「ひかり」の行き先表示は、これまで幕式の表示機で表されてきた「ひかり」の赤色シンボルカラーを踏襲している。
    N700系「こだま」号 N700系「こだま」号
    N700系「こだま」号 N700系「こだま」号
    N700系「こだま」の行き先表示は、これまで幕式の表示機で表されてきた「こだま」の青色シンボルカラーを踏襲している。
    N700系「こだま」号 N700系「こだま」号
    N700系「こだま」号 N700系「こだま」号
    東海道新幹線の「こだま」号は徐々に700系・N700系への置き換えが進む。

N700系(8両編成、7000・8000番台)

    N700系さくら号 N700系さくら号
    N700系さくら号 N700系さくら号
    N700系さくら号 N700系さくら号
    N700系「さくら」号の行き先表示部。「さくら」は桃色で表記。こちらもJR西日本(7000番台)・JR九州(8000番台)の持ち分による行き先表示の方式に差異はなく、フルカラーLED式が採用されている。
    N700系みずほ号 N700系みずほ号
    N700系みずほ号 N700系みずほ号
    N700系みずほ号 N700系みずほ号
    N700系「みずほ」号の行き先表示部。「みずほ」は橙色で表記。新大阪ー鹿児島中央間の速達列車として朝と夜に2往復ずつ運転。
    N700系さくら号 N700系さくら号
    N700系ひかり号 N700系ひかり号
    N700系「ひかり」号の行き先表示部。「さくら」として新大阪駅に到着した後(上左・上右)、折り返し博多行き「ひかり」号として運転する列車が1本ある。
    N700系ひかり号 N700系ひかり号
    N700系ひかり号 N700系ひかり号
    N700系ひかり号 N700系ひかり号
    N700系8両編成「ひかり」号の行き先表示部。N700系16両編成同様に「ひかり」は赤色で表記する。
    新大阪駅 新大阪駅
    新大阪駅 新大阪駅
    新大阪駅 新大阪駅
    新大阪駅ホームの発車標。「さくら」「みずほ」「ひかりレールスター」や、山陽新幹線の「こだま」号など8両編成の電車は南側の20番線からの発着が多い。
    新大阪駅 新大阪駅
    新大阪駅 新大阪駅
    (上左)N700系、博多側から新大阪駅に進入。(上右)新大阪駅20番線で発車を待つN700系。(下左)N700系8両編成に記されたロゴ。(下右)N700系8両編成の普通車指定席。「ひかりレールスター」同様に2列ー2列でゆとりを持たせている。
    新大阪駅 新大阪駅
    N700系782形(8号車)裾に書かれている型式番号と車両の所属会社。(左)JR西日本(7000番台、青いJRロゴ)。(右)JR九州(8000番台、赤いJRロゴ)。



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